大田区西馬込の歯科・歯医者なら長谷川歯科クリニック(インプラント、審美歯科、ホワイトニング)

歯周病は「まず予防」、「なってしまったら進行抑制」

歯周病に関して最も重要なことは、「歯周病にならないように予防をする」ことです。

「歯がグラグラしてきたから何とかして!」と歯科医院に来られても、もう手遅れで抜歯するしかないということが、本当によくあるのです。

「歯周病はとにかく予防」

だということを、ぜひ知っておいて下さい。

簡単にできる歯周病対策

歯周病に限らず、歯のトラブル対策の一番のポイントはやはり歯磨きです。歯の磨き方・歯ブラシの使い方
歯の表側、裏側くまなく丁寧に磨きましょう。あごの小さい方や女性の方は、子供用の歯ブラシを使うのも一つの手です。より小回りがきくようになるので、磨き残す部分が少なくなります。

磨き残しのチェックに歯垢染色剤

しかし、どんなに丁寧に磨いても磨き残してしまうことはあるでしょう。
そんなときは、歯垢染色剤の使用をおすすめします。歯につけると歯垢に赤く反応するあの薬剤です。
月一回程度染め出し剤でチェックすると磨き残しやすい場所がわかってきます。

 

それから、意外に歯周病対策になるのがうがいです。
風邪やインフルエンザの予防はもちろん、口内を洗浄するため歯周病にも効果があるのです。
イソジンなどの一般的なうがい薬を使っても良いですし、一般的な洗口液でも構いません。
口臭やドライマウスの予防もできます。

バス法

歯に対して45度の角度、つまり斜めに歯ブラシを当てて磨く方法です。最も基本的な磨き方といえます。
歯と歯茎の間を磨くのに適しています。歯周病の原因となるプラークが繁殖しやすい部分を磨けるので、まずはこの方法を意識しましょう。

縦磨き

その名の通り、歯ブラシを縦向きにして磨く方法です。
歯ブラシのつま先だけを使うのがポイント。歯と歯の間など、細かいところをしっかり磨けます。

スクラッピング法

歯に対して歯ブラシの全面を直角に充てて、小刻みに振動させながら磨く方法です。力を入れすぎず、毛先を立たせて磨くようにしましょう。

ローリング法

横向きの歯ブラシを歯茎に当て、歯ブラシを半回転させながら歯茎から歯へを磨く方法です。
歯茎に対するマッサージ効果もあり、お勧めです。

フォーンズ法

歯に対して、円を描くように歯ブラシを動かします。こちらも当てるのは歯ブラシの先だけです。
歯の表面の汚れをまんべんなく落とすイメージで、少しずつ円を移動させるようにして磨きましょう。

歯を磨くタイミング

歯磨きはいつ行うのが適切なのでしょうか?
適切な歯磨きのタイミングをまとめてみました。

夜寝る前(最重要)
就寝中は、唾液の分泌が減少してしまいます。
唾液には細菌の増殖を抑える働きがありますので、就寝中は菌が繁殖しやすい口内環境になってしまうのです。
この状況を少しでも緩和するべく、就寝前の歯磨きがとても重要になります。
デンタルフロス、洗口液などを使ったデンタルケアはこのタイミングで行いましょう!

朝起きた時
寝ている間に増殖した細菌が最も蓄積されているタイミングです。
朝起きたら、まず歯磨きをして細菌を落としてしまいましょう。
歯磨き前に朝食をとると、増殖した細菌も合わせて体内に取り込んでしまいますので、健康上あまり良くありません。
朝食後にまとめてしたい所ですが、面倒がらずに朝食前にしておきたいですね。

食後30分~1時間後
昔は食後すぐに歯磨きをするように言われていましたが、実は誤りです。
食事をすると口内のPH値が酸性に傾きます。アルカリ性の歯の表面が酸により脆い状態となっている為、この状態で歯磨きをすると歯を削ってしまうのです。

唾液には酸を中和する作用がありますので、食後30分~1時間後くらいには歯を磨いても大丈夫な状態に整います。
更に溶けだした歯の表面を補う、再石灰化の作用もありますので、食後直ぐは口を漱いで食べかすを流す程度にし、30分~1時間の間は唾液の力に任せましょう!