大田区西馬込の歯科・歯医者なら長谷川歯科クリニック(インプラント、審美歯科、ホワイトニング)

アンキロス インプラント

【原産】ドイツ
【製造】Degussa社
【手術】2回法
【性状】サンドブラスト処理



アンキロスインプラントの表面はサンドブラスト処理で、上部構造に負荷がかかる段階での骨吸収を明らかに減少させることが、1987年以来行われている臨床研究により裏付けられています。

また、歯肉の退縮が見られたのは全症例の内わずか2%でしかなく、インプラント周囲の組織の状態の安定性が非常に高いことが特徴のインプラントシステムです。

アンキロスは、1985年Prof.G.H.Nentwig(フランクフルト大学)とDr.W.Moser(工学博士・チューリッヒ大学)らにより、インプラント周囲組織の長期的な安定をかなえるシステムとして開発されました。セルフロック・テーパー接合から生み出されたプラットフォーム・シフティングという形状は、骨吸収の抑制に有効であると数多くの論文で証明され、開発から25年を経た今、インプラント治療の長期安定をかなえるシステムとして世界各国で高い評価を得ています。フィクスチャー形状はネジ山が段階的に変化し、先端に向かって徐々に深くなっているため、骨にかかる荷重を理想的に分散していることも骨吸収の防止に寄与しています。

 

インプラントが真の価値を発揮するために、満たされるべき5つの要素―TissueCare Conceptが、インプラント治療の長期成功に関する新しいコンセプトとして、注目を集めています。
インプラントの表面性状、アバットメントの接合様式、スクリューの形態・・・。これまで、インプラントのさまざまな要素について、研究されてきました。しかし実際の臨床において、ただ1つの要素が治療の予後を決定することはありません。全てを正しく相互に作用させること。これがインプラント治療を成功に導く、唯一の方法です。

アンキロスシステムは、セルフロック・テーパー結合と骨結合に優れた表面性状により、TissueCare Conceptを実現しました。

 

 
インプラント―アバットメント間に生じるマイクロムーブメントは、インプラント周囲の骨吸収を引き起こします。アンキロスが採用するセルフロック・テーパー接合では、アバットメントが摩擦力により強固に密着してインプラントと一体となり、まるで1ピースインプラントであるかのような挙動を示します。咬合時においても、マイクロムーブメントは抑制され、多くのシステムで問題となる術後の骨吸収を防止できます。

 

 
一般的に、インプラントとアバットメントの接合部にはマイクロギャップといわれる隙間が存在し、細菌の温床となります。しかし、アンキロスのセルフロック・テーパーによる緊密な接合では、マイクロギャップが生じず、接合部への細菌侵入がありません。インプラント周囲組織は、埋入時から変わらない状態を、長期にわたり保つことができるでしょう。

 

 
プラットフォーム・シフティングは、インプラント径よりもアバットメントの径を小さくして段差をつける接合形状です。マイクロムーブメントやマイクロギャップの影響がないアンキロスでは、プラットフォーム上が組織再生のためのスペースとなります。そのため、隣在歯やインプラント同士が近接した症例においても、組織のロスが抑えられます。

 

 
マイクロムーブメント、マイクロギャップのないアンキロスでは、骨吸収という深め埋入のリスクがありません。骨縁下に埋入し、プラットフォーム上に骨再生を誘導すれば、骨に裏打ちされた歯肉が歯間乳頭を理想的な形態に再生し、長期にわたり、審美性を維持することができるでしょう。